格安SIMの通信速度が大手キャリアよりも遅い理由
格安SIMが大手キャリアの通信回線の一部を借りてるから
「なぜ大手キャリアよりも格安SIMの方が通信速度が遅いのか?」
それは、格安SIMが大手キャリアの通信回線を借りているからです。
通信回線を借りるといってもすべて借りるわけではありません。
格安SIMは回線の量、大きさ、幅といった回線の一部を借りているため、どうしても大手キャリアよりは通信速度が遅くなってしまうのです。
しかし、格安SIMの通信速度で快適にスマホが使えないわけではありません。
mineoのような通信速度の速い格安SIMを選んでおけば、通信速度の遅さで悩むことなくスマホが使えますよ。
大手キャリアと格安SIMの通信速度を比較!
スマホ会社 | 下り速度 | 上り速度 | |
大手キャリア |
docomo | 220Mbps | 22Mbps |
au | 83Mbps | 14Mbps | |
softbank | 89Mbps | 23Mbps | |
格安SIM |
mineo | 18.4Mbps | 4.5Mbps |
LINEモバイル | 3.7Mbps | 2.6Mbps | |
楽天モバイル | 1.5Mbps | 2.8Mbps |
※大手キャリアの通信速度はそれぞれのHPに記載されている実行速度の計測結果を参照
※格安SIMの通信速度はkeisoku.ioの2018年6月28日17時30分~18時の測定結果を参照
「格安SIMの通信速度は本当に大手キャリアより遅いの?」
「大手キャリアから格安SIMに乗り換えたいけど通信速度が不安。」
こんな風に思う人が多いかと思います。
そこで今回は、大手キャリアと格安SIMの通信速度を比較してみました。
比較結果は上記の表となります。
結論、大手キャリアの方が格安SIMの通信速度よりも数倍速いことが分かります。
格安SIMの通信速度の見方(数値が高いほど速い)
「通信速度の見方が分からない。」
格安SIM初心者が通信速度の数値を見ても「数値が大きい方が速いのか?小さい方が速いのか?」分からないですよね。
上記の表で表示されている単位であるMbps(Mega bite per second)やKbps(kiro bite per second)というのは、一秒間にどのくらいデータのやりとりが行われたかを表す単位となります。
つまり、数値が高いほどたくさんのデータのやり取りができるので、通信速度が速いということになります。
大手キャリアの数値を見ると、格安SIMよりも明らかに高い数値を出しているので、大手キャリアの方が通信速度が速い結果となっていますね。
[通信速度の読み方]格安SIMの下り(ダウンロード)速度
格安SIMの下り速度とは、ダウンロードする速さのことを言います。
下り速度(ダウンロード)で使われるのは、ネットサーフィンでのサイト閲覧やYoutubeなどでの動画視聴、アプリのダウンロードが当てはまります。
つまり、外部のデータを受け取るものが下り速度(ダウンロード)となるのです。
よくネットサーフィンや動画視聴をする人は、下り速度の速さに注目すると良いでしょう。
下り速度の数値が高いほど快適にネットサーフィンや動画視聴を楽しむことができますよ。
mineoは下り速度が他の格安SIMよりも優れているので、快適にスマホを利用する上でおすすめの格安SIMとなります。
[通信速度の読み方]格安SIMの上り(アップロード)速度
格安SIMの上り速度というのは、アップロードの速さを表しています。
アップロードとは、メールやメッセージの送信、動画をYoutubeに上げる行為などが当てはまります。
つまり、スマホ内のデータを外部に送るのがアップロードであるということです。
上り(アップロード)速度が速いほど、メール送信や動画や写真のアップロードも速くなります。
日常生活でスマホを使う上では、上り速度よりも下り速度の方が良く使われるため、上り速度はそこまで重要視する必要はありません。
動画や写真のアップロードはWi-Fi環境下で行う場合が多いので、上り速度の数値が低くても大きな影響はないのです。
スマホを快適に使う上で重要である下り速度の速いmineoであれば、安心して使うことができますよ。
格安SIMでよく見るベストエフォート値は参考にならない
au 4G LTE相当
(受信最大708Mbps、送信最大50Mbps)※2 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート方式による提供となり、
実際の通信速度は、通信環境やネットワークの混雑状況に応じて変化します。
mineoより引用
格安SIMごとに表記されている通信速度を見る際には「ベストエフォートかどうか?」を確認した方が良いです。
なぜならベストエフォートで表記されている通信速度は参考にならないからです。
ベストエフォート値とは、「このくらいの速度が出るように努力しますよ」という値です。
なので表示された値よりも低い速度が出る場合がほとんどなのです。
格安SIMで表示されている通信速度がベストエフォート式だった場合は、参考にせずにtwitterやブログなどの口コミなどを参考にすると良いです。
格安SIMごとに通信速度の違いがあるのはなぜ?
借りてる回線帯域と利用者数が格安SIMごとに異なるから
格安SIMごとに通信速度の違いが生まれる理由は「借りている回線容量」と「利用者数」にあります。
回線帯域をキャリアからたくさん借りている格安SIMは通信速度が速い傾向にありますし、一方で回線帯域の借りる量が少なければ通信速度は遅くなりがちになるのです。
「じゃあたくさん回線帯域を借りればいいのでは?」
こんな風に思う人もいるかと思います。
たしかにキャリアから多くの回線帯域を借りれば通信速度は速くなります。
しかし、たくさん借りてしまうとその分コストがかかってしまい、安くサービスを提供することができなくなってしまいます。
「利用者が不満に持たない通信速度で、格安な通信サービスを提供する」ことを考えると、バランスを取りながら回線帯域を借りる必要があるのです。
また、利用者数が多いと回線が混雑しますので、通信速度が遅くなる原因になります。
このように、「借りている回線容量」と「利用者数」が格安SIMごとに異なるので、MVNOごとに通信速度の違いが生まれるのです。
格安SIMであるmineoは通信速度も速く、月額料金も安いので、非常にバランスの取れてるおすすめの格安SIMとなります。
格安SIMの通信速度は時間帯によって異なる
格安SIMの通信速度が最も遅くなるピークタイムは?
格安SIMは利用者が多くなると回線が混雑するので通信速度が遅くなります。
通信速度が遅くなるピークタイムは下記になります。
逆に言えば下記のピークタイムであれば、格安SIMでも大手キャリアと変わらない通信速度でスマホを利用することができます。
- 平日の通勤時間帯
- 平日の昼間の時間帯
- イベント会場などの人が集まるエリア
- 満員電車の中
回線混雑してる平日昼の時間帯は格安SIMの通信速度が遅い
格安SIMの通信速度でも日常生活で使う上ではほとんど問題ないのですが、平日お昼の時間帯は通信速度が遅くなります。
なぜなら平日昼の時間帯はたくさんの人がスマホを利用する時間帯だからです。
Webサイトやtwitterなどの閲覧、LINEでのやりとりぐらいであれば問題なくスマホが使えますが、動画視聴やオンラインゲームはお昼の時間帯では快適にできないと考えてよいでしょう。
ですので格安SIMを使う上で平日昼の時間帯は妥協せざるを得ません。
ただし、平日昼の時間帯に動画視聴やオンラインゲームをする人は少数です。
平日昼の時間帯に、SNSやLINE、ネットサーフィン程度しか使わない人であれば格安SIMの通信速度でも問題ないでしょう。
mineoであれば回線混雑時でも通信速度が安定して速い
格安SIMの利用可能エリアは大手キャリアと同じ
格安SIMの通信エリアは基本的に大手キャリアと同じになります。
例えばdocomo回線を借りてるLINEモバイルの場合は、docomoの通信ネットワークが全て使えます。
ですのでdocomoが網羅してるネットワーク範囲はLINEモバイルも使えるのです。
UQモバイルやmineoなどのau回線を借りた格安SIMの場合は、データ通信はLTE回線しか利用できません。
しかし、利用可能エリアはau回線と変わらないので安心してスマホが使えますよ。
格安SIMは山奥や地方でも電波が繋がる
「格安SIMはどこでも使えるのか?」
「地方の山奥に住んでるのだけど電波は届くの?」
格安SIMを使う上でこんな不安を抱えている人も多いでしょう。
でも安心してください。
格安SIMの通信エリアは大手キャリアと同じなので山奥や地方でも電波が繋がります。
日本国内であれば格安SIMの通信エリアの心配をする必要はないのです。
[iPhone]格安SIMの通信速度を比較
格安SIM | 朝 (08:00~08:30) |
昼 (12:15~12:45) |
夜 (19:00~22:00) |
平均値 |
mineo | 1.0Mbps | 0.9Mbps | 18.4Mbps | 6.8Mbps |
LINEモバイル | 5.3Mbps | 0.3Mbps | 3.7Mbps | 3.1Mbps |
楽天モバイル | 1.8Mbps | 0.5Mbps | 1.5Mbps | 1.3Mbps |
DMMモバイル | 2.0Mbps | 0.3Mbps | 2.9Mbps | 1.7Mbps |
OCNモバイルONE | 0.9Mbps | 0.2Mbps | 0.7Mbps | 0.6Mbps |
※格安SIMの通信速度はkeisoku.ioの2018年6月28日の測定結果を参照
「どの格安SIMが速いのか?」
「スマホが快適に使える格安SIMを知りたい。」
こんな風に思っている人もために格安SIMの通信速度を比較しました。
今回は、代表的な格安SIMである上記5社を比較対象としました。
朝昼夜ごとの計測結果の平均値を見比べたところ、mineoが最も通信速度が速いという結果になりました。
「どの格安SIMにしようか迷っている。」
こんな人は通信速度の速いmineoを選ぶことをオススメします。
(格安SIMの通信速度は、地域や時間帯によって常に異なるので「この格安SIMは他の格安SIMよりも常に速い!」といったことはありません。格安SIMを選ぶ一つの参考として見てください。)
格安SIMが快適に使える通信速度の目安
格安SIMの通信速度の目安に「Youtube動画の再生ができるか?」が挙げられます。
Youtube公式によると、高画質であるHD 720pで動画再生するには、通信速度2.5 Mbpsが必要であるという目安が設けられています。
mineoの通信速度の平均値は6.6Mbpsなので、5 Mbps必要なHD 1080pで動画再生ができるということになりますね。
HD 1080pで動画再生できるのは十分な速さです。
このようにYoutube公式で公開されてる目安を基準に考えると、mineoの通信速度の速さが分かるかと思います。
下の表は、各動画形式の再生で推奨されるおおよその速度を示しています。端末が受信する実際の速度は、「インターネット速度テスト」を行ったときに表示される数値とは異なる場合があります。これは、Wi-Fi のパフォーマンス、時間帯、ISP と YouTube の接続方法などの要因が考えられます。ネットワーク上に端末が複数ある場合、それらの間で接続が共有されるため、お使いの端末が受信する速度が低下する可能性があります。
動画の解像度 推奨される持続的な速度 4K 20 Mbps HD 1080p 5 Mbps HD 720p 2.5 Mbps SD 480p 1.1 Mbps SD 360p 0.7 Mbps
Youtube公式より引用
[iPhone]通信速度が安定したおすすめの格安SIMはmineo!