iPhoneにおすすめの格安SIMの選び方3つのポイント
[iPhoneおすすめの格安SIM選び方1]月額料金の安さ
MVNOサービスの選択理由としては、「月額料金が安い」(92.4%)が最も多い。
総務省より引用
格安SIMに乗り換えるのであれば、料金プランの安さは確認しておきましょう。
格安SIMに乗り換える理由のアンケートで9割以上の人が「月額料金が安い」と答えていることから、月額料金の安さは最も重要なポイントの一つです。
通信費は毎月かかるものなので、費用の差は時間が経つにつれて大きくなります。
月額料金が1000円違うだけで、2年間で24000円も差が開いてしまうのです。
格安SIMを選ぶ際には、料金プランの安さを重要視すると良いでしょう。
[iPhoneおすすめの格安SIM選び方2]通信速度の速さ
総務省より引用
MVNOサービスを利用しない理由の一つに、「通信品質への不安」があります。
確かに格安SIMの通信速度は大手キャリアよりも劣ります。
「通信速度が遅くて満足にネット接続できない」といったことがないように通信速度が速い格安SIMを選びましょう。
通信速度が速い格安SIMであれば、日常生活をする上で問題なく使うことができます。
[iPhoneおすすめの格安SIM選び方3]乗り換えが簡単
総務省より引用
キャリアのiPhoneから料金の安い格安SIMに乗り換えない理由の一つに、通信会社を変更するのが面倒である点が挙げられます。
格安SIMの場合は、乗り換えを全て自分で行う必要があるので、手続きが複雑に思われがちなのです。
「通信会社を変更するのが面倒である」主な原因は、SIMロック解除手続きです。
SIMロック解除する必要があるかどうかは、乗り換え先格安SIMがキャリアの通信回線に対応可否で決まります。
SIMロック解除手続きがなければ、格安SIMに申し込みをして、届いたSIMカードをiPhoneに差し込むだけで簡単に乗り換えることができます。
iPhoneにおすすめの格安SIM比較表
mineo |
UQモバイル |
LINEモバイル |
|
月額料金 (安さ)※1 |
1600円![]() |
1680円 | 1690円 ※2 |
通信速度 (速さ)※3 |
3位 | 1位![]() |
圏外 |
簡単乗換 (対応回線) |
ドコモ au ソフトバンク ![]() |
au | ドコモ ソフトバンク ![]() |
おすすめ度 | |||
詳細へ | 詳細へ | 詳細へ |
※1:「音声通話付きSIM」3GBの料金プランです。
※2:LINEのコミュニケーションフリープランの料金です。
※3:格安SIMアワード2015での通信速度部門のランキングです。
代表的な格安SIMを比較した結果、iPhoneに最もおすすめの格安SIMはmineoであることがわかりました。
月額料金に関しては、mineoの料金プランが最も安くなっております。
通信速度に関しては、UQモバイルが最も早くなっており、時点でmineoが続く形となります。
通信回線に関しては、docomo回線とau回線対応のマルチキャリアであるmineoが最も優れており、簡単に乗り換えをすることができます。
ちなみに月額料金は、「月間3GB以下プラン」が最も多いという調査データから、3GBのプランで比較しています。
MVNO利用者に現在契約しているデータ通信容量プランについて質問した。その結果、「月間3GB以下プラン」63.1%が最も多く、「デイリープラン(110MB/日など)」9.8%、「月間5GB以下(3GB超)プラン」9.4%の順となった。大手キャリアのスマートフォン通信量同様、3GB以下に収まるユーザーが過半数を占める結果となった。
ITmediaより引用
iPhoneに合う格安SIMランキング
iPhoneに合う格安SIM1位:「mineo」
データ容量 | データ通信プラン | 音声通話プラン |
500MB | ||
1GB | ||
3GB | ||
6GB | ||
10GB | ||
20GB | ||
30GB |
mineoの特徴
- 業界トップクラスの安さ
- 通信速度が速い
- トリプルキャリア対応で乗り換え簡単
mineoは、キャリアの高額な通信費を安くしてくれる格安SIMです。
多くの人がキャリアの高額な通信費を支払うのは、格安SIMへの乗り換え手続きが面倒だからです。
乗り換え手続きが面倒な原因は、SIMロック解除手続きです。
乗り換え先の格安SIMが幅広い回線に対応していれば、SIMロック解除手続きは不要です。
mineoはトリプルキャリア対応なので、キャリアiPhoneは簡単にそのままmineoに乗り換えることができ、通信費を2000円以内にすることができます。
iPhoneに合う格安SIM2位:「UQモバイル」
データ容量 | データ通信プラン | 音声通話プラン |
3GB | ||
無制限 |
UQモバイルの特徴
- 安定した通信速度
- 豊富な通話プラン
- iPhoneとセット購入可能
「格安SIMの通信速度に少し不安がある。」
こんな風に思っている人は、格安SIMの中で圧倒的に通信速度が速いUQモバイルが良いでしょう。
普通の格安SIMでは通信回線が混雑すると繋がりづらくなりますが、UQモバイルでは極端に通信速度が落ちることはありません。
またUQモバイルであれば「Wi2 300」、「UQ WiFi」といった公衆無線LANが無料で使えるという特権もあります。
データ無制限プランもあるので、長時間の動画視聴やテザリングをする人にもおすすめです。
iPhoneに合う格安SIM3位:「LINEモバイル」
データ容量 | データ通信プラン | 音声通話プラン |
3GB | ||
5GB | ||
7GB | ||
10GB |
LINEモバイルの特徴
- SNSが使い放題
- LINEアプリのID検索が可能
- LINEポイントが貯まる
多くの学生や社会人がSNSを頻繁に利用していると思います。
「SNSばかり見てたら速度制限に引っかかってしまった。」
こんな風になったことはありませんか?
LINEモバイルはSNSが使い放題で、LINE,Twitter,Facebook,Instagramで使用したデータ通信量がカウントされません。
そして、LINEモバイルはLINEのID検索ができる唯一の格安SIMです。
このように、LINEとSNSを頻繁に利用している人は、LINEモバイルと相性が良いのです。
iPhoneに合う格安SIM4位:「楽天モバイル」
データ容量 | データ通信プラン | 音声通話プラン |
1GB | 645円![]() |
1250円![]() |
3.1GB | 1020円![]() |
1600円![]() |
5GB | 1570円![]() |
2150円![]() |
10GB | 2380円![]() |
2960円![]() |
20GB | 4170円![]() |
4750円![]() |
30GB | 5520円![]() |
6150円![]() |
楽天モバイルの特徴
- docomo回線に対応
- 店舗は全国各地に展開
- 楽天ポイントが貯まる
「楽天モバイル」は、2014年10月に楽天株式会社が提供を始めた格安SIMサービスです。
docomo回線に対応しており、ドコモユーザーはSIMロック解除手続き不要で乗り換えることができます。
また、全国に展開している実店舗に直接足を運べば、疑問点を直接スタッフに聞くことができます。
契約初月は無料であり、支払い方法はクレジットカードだけでなく、デビットカード、口座振替、楽天スーパーポイントでも可能です。
そして楽天モバイルであれば、楽天スーパーポイントが100円で1ポイント貯まります。
楽天スーパーポイントは、楽天系サービスであればどこでも使えるのでお得です。
iPhoneに合う格安SIM5位:「BIGLOBEモバイル」
データ容量 | データ通信プラン | 音声通話プラン |
1GB | - | |
3GB | ||
6GB | ||
12GB | ||
20GB | ||
30GB |
BIGLOBEモバイルの特徴
- Youtube見放題
- docomo,au回線に対応
- 6GBプランは業界最安値
「BIGLOBEモバイル」は、インターネットサービスプロバイダーとして有名なビックローブ株式会社が提供している格安SIMサービスです。
docomo,au回線対応のマルチキャリアで、ドコモ、auユーザーは簡単に乗り換えることができます。
乗り換え方法がわからない人は「自宅訪問設定サービス」が無料なので積極的に利用すると良いでしょう。
6GBプランは業界最安値!、「エンタメフリー・オプション」でYoutubeが見放題。
「Youtube視聴ばかりしていて、速度制限に常に悩まされている。」
そんな人は、Youtubeによるパケット消費がカウントフリーなBIGLOBEモバイルがおすすめです。
mineoがiPhoneに合う格安SIMランキング1位の理由
[mineoが1位の理由]iPhoneシェアNo.1の格安SIM
2017年3月10日~3月17日に行われた格安SIM調査において、mineoは格安SIMの中でiPhoneの利用者数No.1でした。
それと同時に顧客総合満足度1位も獲得しました。
「iPhone利用者No.1」かつ「顧客満足度1位」なので、格安SIM初心者でも安心感があります。
「どの格安SIMにしようか?」
こんな風に思っている人は、iPhone利用者No.1のmineoを選ぶと良いでしょう。
利用中の格安SIMサービスの総合満足度の調査結果において、mineoのサービスにとても満足している方は全体の26.7%、やや満足している方は全体の59.3%%となり、合わせて86%の方から満足していると評価され、mineoは顧客総合満足度第1位を獲得しました!
マイネ王より引用
[mineoが1位の理由]最低利用期間なしで違約金がかからない
普通の格安SIMでは最低利用期限を1年設けており、1年以内に解約すると違約金を請求されます。
しかし、mineoの場合は最低利用期間がありません。
つまり、mineoを一週間だけ使用して、解約しても追加料金を取られることがないのです。
「どの格安SIMにしようか迷っている。」
こんな風に思っている人は、違約金なしで解約可能なmineoがおすすめです。
ただし、契約1年以内にMNP転出する場合は、手数料12420円がかかるので注意してください。
最低利用期間はありますか?
いいえ、最低利用期間は設定しておりません。
ただし、ご利用開始月の翌月から12カ月以内に携帯電話番号ポータビリティー(MNP)転出される場合は、MNP転出手数料12,420円(税込)を申し受けております。
※ 13カ月目以降は、MNP転出手数料が2,160円(税込)となります。
mineoユーザーサポートより引用
[mineoが1位の理由]トリプルキャリアなので乗り換え簡単
mineoでは3大キャリア(docomo・au・softbank)全ての回線に対応したトリプルキャリアの格安SIMです。
「docomoのiPhone」「auのiPhone」「softbankのiPhone」を持っているのであれば、SIMロック解除手続き不要でそのままmineoに乗り換えることができるのです。
docomo回線のみ対応の格安SIMが多い中で、トリプルキャリアなのは嬉しいですね。
今まではiPhoneで対応していない回線を使うにはSIMロック解除が必要だったのですが、mineoではSIMロックカイジョが必要ないので簡単に乗り換え可能です。
格安SIM利用者の7割近くが月額利用料金2000円以内
月額利用料金については、MNOでは「6,000~7,999円」(30.8%)、サブブランドでは「2,000~3,999円」(50.4%)、MVNOでは「1,999円以下」(68.5%)
が中心的な支払い額となっている。
総務省より引用
MNOとは、自社で通信設備を保有している大手キャリア(docomo,au,softbank)のことです。
サブブランドとは、大手キャリアの回線を共有しているブランドのことです。
現状サブブランドはUQモバイル、ワイモバイルの2社だけです。
MVNO(格安SIM会社)とは、大手キャリアの通信設備を借りている事業者のことで、mineo,LINEモバイルなどがこれにあたります。
上記のグラフから、大手キャリア(MNO)利用者の約6割が6000円以上の通信費を支払っています。
一方で格安SIMの利用者の約7割が月額基本料金を2000円以内に収めています。
このことから、格安SIMへ乗り換えることで通信費を半分以上削減することができることが分かりますね。
なぜ安い?格安SIMが大手キャリアよりも安い理由
[格安SIMが安い理由]キャリアの回線を借りているから
格安SIMでは、大手キャリアが保有している通信回線(ネットワーク設備)を借りて利用者に通信サービスを提供しています。
大手キャリアの保有するネットワーク設備は莫大な費用がかかります。
なぜなら設備費だけでなく土地代、維持費などの費用を支払う必要があるからです。
回線を借りているだけの格安SIMは、ネットワーク設備にかかる諸々の費用を払わなくて良いのです。
格安SIMは大手キャリアに通信回線のレンタル代を支払う必要がありますが、自社で回線を保有するよりもはるかに安いです。
このように格安SIMは、通信回線をキャリアから借りることで大幅なコストカットが実現し、利用者に安い通信サービスを提供することができるのです。
[格安SIMが安い理由]インターネット販売が中心であるから
格安SIMは主にインターネットで中心に販売されています。
その代わりに自社で店舗を保有していない場合が多いです。
店舗を保有しないことで、土地代、店舗設備費などをコストカットすることができます。
また、インターネット販売であれば、対面サポートや販売スタッフが必要ないので人件費もほとんど必要がありません。
このように格安SIMはインターネット販売をすることで費用を抑えているのです。
[格安SIMが安い理由]必要なオプションサービスを選び取れるから
格安SIMでは、必要なオプションサービスを選び取って契約することができます。
例えば、格安SIMでの留守番電話サービスやセキュリティサービスはオプションとして追加料金を払うことで利用することができます。
一方で大手キャリアの場合だと、知らないうちに不要なコンテンツサービスなども一緒に契約している場合が多いです。
不要なオプションサービスと契約していると、その分支払う金額も増えますよね。
格安SIMでは本当に必要なオプションサービスだけ選ぶことができるので、その分スマホ代も安くすることができるのです。
[iPhone]格安SIMのデメリット
[iPhone]格安SIMのデメリット:店舗での対面サポートが難しい
格安SIMは大手キャリアと違って実店舗の数が少ないです。
実店舗が近くにないと対面サポートが難しく、疑問点を直接スタッフに聞くことができません。
対面サポートを受けることが難しい点は、格安SIMのデメリットになりますね。
しかし、格安SIMでは電話やチャットなどのオンラインサポートが充実しております。
格安SIMのカスタマーサポートのレスポンスは非常に早く、疑問点を聞けばすぐに返ってきます。
オンラインなので移動時間も必要ありませんし、気軽に聞くことができるので安心です。
[iPhone]格安SIMのデメリット:通信速度が遅くなることがある
格安SIMは大手キャリアの回線の一部だけ借りているので、大手キャリアよりも通信速度が劣ります。
特に回線が混雑する通勤時間やお昼の時間帯は繋がりにくい傾向にあります。
ただし、回線が混雑していない時間帯であれば快適にネット接続することができます。
肌感覚的には、大手キャリアと変わりない通信速度です。
格安SIMの通信速度に不安があれば、mineoのような通信速度の速い格安SIMがおすすめです。
関連記事:iPhoneで格安SIMの通信速度比較!混雑時間帯も安定なのは?
[iPhone]格安SIMのデメリット:キャリアメールが使えなくなる
キャリアから格安SIMに乗り換えると、キャリアメールが使えなくなります。
キャリアメールとは、(~@docomo.ne.jp)(~@ezweb.ne.jp)(~@i.softbank.jp)のことです。
キャリアメールが使えなくなると不便になる人は多いのではないでしょうか?
でも安心してください、対策法はいくつかあります。
キャリアメールが使えなくなった時の対策法は下記のリンクをご覧ください。
関連記事:[iPhoneで格安SIM乗り換え準備]キャリアメール使えない対策をする
iPhoneとおすすめの格安SIMのセット購入も可能
格安SIMでセット購入すれば初期設定済みのiPhoneが届く
iPhoneと格安SIMをセット購入すれば、格安SIM会社の方でiPhoneをSIMカードに入れて初期設定をした状態で自宅に郵送してくれます。
初期設定済みであれば、面倒な設定をせずにすぐに使うことができて時間の節約になりますね。
「初期設定の仕方を調べるのが面倒。」
そういった人はiPhoneを格安SIMでセット購入することをおすすめします。
格安SIMのセット購入でiPhoneの分割払いも可能
「iPhoneを一括払いで購入できるお金を持っていない。」
「手元にお金がないからiPhoneが購入できない。」
あなたはこんな風に悩んていませんか?
iPhoneは他のスマホと比較すると高額で、最新の機種だと十万円を超えるものもあります。
数万円、数十万円ものお金を一括払いで支払うのは少し抵抗がありますよね。
しかし、格安SIMで販売されているiPhoneは分割払いも可能なのです。
ほとんどの格安SIMでは24分割払いを採用しているので、高額なiPhoneでも気軽に購入することができますよ。
例えば、BIGLOBEモバイルでiPhone SE(128GB)50400円と6GBプランのSIMカードをセット購入し、24分割払いすると、ひと月あたり約3200円の支払いで済むことが出来ます。
しかも、分割払いによる金利や手数料もかかりません。
「一括払い」「分割払い」共に支払う金額は同じなので、安心して分割払いができますね。
iPhoneが分割払いでセット購入できる格安SIMは下記になります。
分割払いで購入できる格安SIM
格安SIMセットでは最新機種のiPhoneが購入できない
MVNO(格安SIM会社)では最新機種のiPhoneを扱っていません。
なぜなら最新機種のiPhoneを調達して販売するにはAppleと取引をしなければならないからです。
MVNO(格安SIM)はAppleとの取引がありませんので、初期不良品を修理した「メーカー認定整備済品」を海外などの独自のルートから仕入れて提供しているのです。
そして、独自ルートから仕入れるのに在庫に限りがある可能性が高いです。
こういった理由からMVNOは最新機種のiPhoneを扱うことができません。
関連記事:iPhoneを端末セットで購入できるおすすめの格安SIMを比較!
iPhoneにおすすめの安い格安SIMについて
[iPhone×格安SIM]ウィルス対策で余計な出費を削減!
「格安SIMはセキュリティに不安がある。」
「iPhoneがウィルスに感染しないようにしたい。」
もし万が一、ウィルス感染して個人情報を抜き取られてしまったら大変ですよね。
漏えいした個人情報をもとに銀行口座からお金を不正に引き出されると大損してしまいます。
しかし、mineoが提供している「ウィルスバスターモバイル」を利用すれば、簡単にウィルス対策ができ、格安SIMを安く使うことができます。
そんな「ウィルスバスターモバイル」はたったの月額270円です。
セキュリティを怠って不正にお金を数百万円引き出されるのと比べたら圧倒的に安いですよね。
このようにiPhoneを格安SIMで安く使うにはウィルス対策は必須なのです。
iPhoneにおすすめの格安SIMであるmineoであれば簡単に安くセキュリティ対策をすることができますよ。
iPhoneと格安SIMで安くお得に運用する方法
お得な格安SIM運用方法
- 手持ちのiPhoneを格安SIMでそのまま使う
- 中古のiPhoneを購入し格安SIMで運用する
- iPhoneにおすすめの格安SIMで家族割を利用する
- 格安SIMやiPhoneのキャンペーンを利用する
- ガラケーと格安SIM契約のiPhoneを2台持ちする
手持ちのiPhoneを格安SIMでそのまま使う
キャリアiPhoneはそのまま格安SIMでも使うことができます。
手持ちのiPhoneをそのまま格安SIMで使えば、新しくiPhone端末を購入しなくて済むのでお得です。
「大手キャリアから格安SIMへできるだけ安く乗り換えたい。」
こんな風に思っている人は、手持ちのiPhoneをそのまま格安SIMへ乗り換えることをおすすめします。
ただしキャリアiPhoneにはSIMロックがかけられています。
キャリアiPhoneをそのまま格安SIMで安く使うには、事前にSIMロック解除する必要があるかもしれませんので注意しましょう。
中古のiPhoneを購入し格安SIMで運用する
新規でiPhoneの購入を考えている人は、中古でさらに安くiPhoneを購入することができます。
例えばiPhone SE 128GBをAppleで購入すると値段は50800円ですが、ヤフオクで中古のiPhone SE 128GBは28000円で売られています。
中古のiPhoneはヤフオクだけでなく楽天、Amazon、ムスビーなどでも購入することができます。
「中古で良いから安くiPhoneを購入したい。」
こんな風に思っている人は、中古で安い端末を探してみると良いでしょう。
iPhoneにおすすめの格安SIMで家族割を利用する
キャリアだけでなく格安SIMにも家族割があります。
例えばmineoの場合は、家族で申し込むと一人あたり50円の割引が適用されます(最大5回線まで)。
UQモバイルの家族割引では、2回線目以降の月額基本料が500円引きされます。
家族みんなでキャリアから格安SIMに乗り換える時に積極的に家族割を利用すると良いでしょう。
格安SIMやiPhoneのキャンペーンを利用する
格安SIMでは頻繁にお得なキャンペーンを実施しています。
キャンペーンを利用することで通常よりも安い値段で格安SIMを利用することができます。
例えばmineoでは、「もうすぐ100万回線ありがとうキャンペーン」が行われており、6ヵ月の間は月額基本料から900円もの割引が適用されます。
またUQモバイルやBIGLOBEモバイル、楽天モバイルではキャッシュバックキャンペーンがあります。
数万円のキャッシュバックがもらえるのでお得ですよ。
他にも格安SIMごとに特徴的なキャンペーンがたくさん行われています。
「格安SIMを安くお得に運用したい。」
こんな風に思っている人は、格安SIMに乗り換える前にキャンペーン情報を積極的に確認してみると良いでしょう。
ガラケーと格安SIM契約のiPhoneを2台持ちする
音声通話を頻繁にする人はガラケーをキャリアで契約し、ネットサーフィン用でiPhoneを格安SIM運用して通信費削減することもできます。
ガラケーとiPhoneの二台持ちでは月額料金がどのくらい削減できるのか?調べるために
docomo × ガラケー
mineo × iPhone
の2台持ちの場合の料金をシミュレーションしてみます。
docomoの国内通話24時間無料のカケホーダイプランは月額2200円。
(~@docomo.ne.jp)のメールアドレスを使用するにはspモード(月額300円)と契約する必要があり、spモードも契約するとします。
よってガラケーの月額料金は2500円となります。
そしてmineoのデータ専用3GBプランは月額900円で利用することが出来ます。
よってdocomoガラケーと格安SIM契約iPhoneの2台持ち月額料金は3400円になります。
(端末料金なしで計算したので、新規でiPhoneを購入する場合はさらに追加料金がかかります。)
キャリアで契約すると月額料金7000~8000円請求されるのと比べたら、ガラケーでの2台持ちは半額以下でお得に運用することができるのです。
中古iPhoneを安く購入する上での注意点
中古iPhone購入の注意点
- ネットワーク利用制限に注意
- バッテリー消耗に注意
- アクティベーションロックに注意
- SIMロック解除可否に注意
中古iPhoneの購入場所は、ヤフオク、メルカリ、ゲオ、楽天市場、Amazonなどが挙げられます。
「新品でなくていいから安いiPhoneが欲しい。」
こんな人は中古iPhoneを購入することをおすすめします。
しかし中古iPhoneを購入するにはいくつか注意点があります。
何もわからないまま適当に選んでしまうと、使えない中古iPhoneを購入する可能性があります。
使えない中古iPhoneを購入してしまうと、また購入しないといけないので余計にお金がかかってしまいます。
安く中古iPhoneを手に入れるのであれば、注意点をしっかりと把握した上で購入しましょう。
では中古iPhoneの注意点の詳細を詳しくみていきましょう。
[中古iPhone×格安SIM]ネットワーク利用制限に注意
安く中古iPhoneを購入するには、ネットワーク利用制限がかかっているiPhoneを購入しないように注意しなければいけません。
ネットワーク利用制限とは、未払いが原因でキャリアからスマホの機能を停止されることです。
ネットワーク利用制限されたスマホを「赤ロム」と呼びます。
赤ロムのiPhoneを使ってもネット接続や音声通話をすることはできません。
ネットで販売されている極端に価格が安いiPhoneは赤ロムの可能性が高いので注意する必要があります。
赤ロムであるかどうかは、各キャリアのネットワーク利用制限判定で確認してください。
○であれば使えます。
△は分割払いの途中で、途中で支払いを放棄したらiPhoneが使えなくなります。
✖は未払いか何らかの理由でiPhoneが使えない状態になっています。
ネットワーク利用制限可否を確認するには、IMEI番号が必要です。
IMEI番号は、中古販売の出品情報に書かれていると思います。
Appleで購入したiPhoneであれば、赤ロムではないので安心してください。
[中古iPhone×格安SIM]バッテリー消耗に注意
中古iPhoneを購入する際には、バッテリー消耗を気にする必要があります。
中古のスマホだとバッテリーがすでに消耗していて、使ってもすぐに電池がなくなる可能性があります。
バッテリー消耗している中古iPhoneを購入してしまうと、またすぐ買い換えなければいけないのでコスパが悪いです。
そして、バッテリーに関しては、見た目だけでは判断することができません。
ですのでiPhoneの製造年数を調べて、製造年数が比較的新しいものを選ぶようにしましょう。
製造日はKlantenservice: Serienummersで調べることができます。
調べる際には、シリアル番号が必要です。
シリアル番号は、「iPhoneのホーム画面」→「設定」→「一般」→「情報」→「シリアル番号」で確認することができます。
ネットオークションなどでシリアル番号を確認することができない場合は、出品者に問い合わせてみると良いでしょう。
[中古iPhone×格安SIM]アクティベーションロックに注意
安く中古iPhoneを手に入れるには、アクティベーションロックがオフになっているiPhoneを購入する必要があります。
アクティベーションロックとは、iPhoneを紛失した時にロックを掛けてくれる仕組みです。
ロックを掛けることで他人がアクセスできないようになり、iPhoneの中にある個人情報を守ってくれます。
「iPhoneを探す」アプリに含まれる機能になります。
中古で出品されたiPhoneの中には、たまにアクティベーションロックが掛かってて使えない端末があります。
出品者が完璧に初期化せずにiPhoneを出品してしまうと、いざそのiPhoneを購入してもアクティベーションロックが掛かったままでアクセスできない状態になるのです。
アクティベーションロックを解除するには、出品者に連絡してApple IDとパスワードを教えてもらう必要があります。
中古でiPhoneを購入するのであれば、事前にiPhoneの初期化が行われているか確認しましょうね。
[中古iPhone×格安SIM]SIMロック解除可否に注意
安く中古iPhoneを購入するのであれば、SIMロック解除済みの端末を購入するようにしましょう。
SIMロックされたiPhoneを購入してしまうと、使えるSIMカードが限定されてしまいます。
使いたい格安SIMがiPhoneのSIMロック解除で使えなかったら、また新しいiPhoneを購入しないといけないので余計にお金がかかってしまいます。
SIMロック解除をするには、大手キャリアに頼む必要があります。
しかしその際に、以前所有していた人の本人確認が必要になります。
ですので中古で購入したiPhoneのSIMロック解除はできないと思った方がいいでしょう。
中古でiPhoneを購入するのであれば、SIMロック解除された端末を購入するのが無難です。
関連記事:[格安SIM]iPhoneを安い料金で購入して安く使う最安運用法
iPhoneにおすすめの格安SIMでテザリング
docomoのiPhoneを格安SIMでテザリング
格安SIM | テザリング可能機種 |
mineo(Dプラン) | iPhone 5c~ |
iPhone 6s~SE | |
iPhone 5~ |
docomoのiPhoneはau,softbankのiPhoneと比べるとテザリング可能な機種が多いです。
比較的古い機種でもdocomoのiPhoneであればテザリング可能です。
またdocomo回線に対応している格安SIMは豊富にあります。
ですのでdocomoのiPhoneを持っている人は選べる格安SIMの選択肢が広いです。
auのiPhoneを格安SIMでテザリング
格安SIM | テザリング可能機種 |
mineo(Dプラン) | iPhone 6s~ |
iPhone 5s~SE | |
iPhone 6s~ |
auのiPhoneで「docomo回線を使用しているmineoやLINEモバイルに乗り換える場合は、auでiPhoneをSIMロック解除する必要があります。
しかし、auのiPhoneで「au回線を使用しているUQモバイル」に乗り換える場合は、SIMロック解除は必要ありません。
UQモバイルでは最新のiPhoneでのテザリングが保証されていない点は注意が必要です。
softbankのiPhoneを格安SIMでテザリング
格安SIM | テザリング可能機種 |
mineo(Dプラン) | iPhone 6s~ |
iPhone 6s~SE | |
iPhone 6s~ |
softbankのiPhoneは基本的にiPhone 6s以降の機種でないとテザリングを使用することができません。
softbankのiPhone 6sより古い機種は基本的にテザリングができないと思った方が良いでしょう。
また、格安SIMに乗り換える際にはsoftbankでiPhoneのSIMロック解除(SIMフリー化)を行う必要があります。
SIMフリーiPhoneを格安SIMでテザリング
格安SIM | テザリング可能機種 |
mineo(Dプラン) | iPhone 5c~ |
iPhone 5s~SE | |
iPhone 5~ |
Appleなどで購入したSIMフリーiPhoneは、キャリアによるSIMロックがかかっていませんのでテザリングが使える機種も幅広いです。
比較的古いiPhone機種でもテザリングが可能となっております。
ただしUQモバイルで最新iPhoneのテザリングは保証されていないので注意が必要です。
iPhoneのテザリング可否は格安SIMの動作確認端末一覧で確認可能
※
mineo公式より引用
自分の端末が格安SIMでテザリングできるかどうかを知るには、格安SIMのホームページにある「動作確認端末一覧」を見てみると良いです。
なぜなら動作確認端末一覧には「テザリング可能かどうか?」が書いてあるからです。
「SIMフリーのiPhone Xとmineoでテザリングができるかどうか?」はmineoの「動作確認端末一覧」ページでみると、テザリング可能となっていますね。
このように、「自分のiPhoneが格安SIMでテザリングできるのか?」を知りたい場合は、公式HPの動作確認端末一覧を調べるのが確実です。
格安SIMのテザリングではiPhoneのiOSバージョンに注意
格安SIMのテザリング機能を利用するのであれば、iPhoneのiOSバーションに注意する必要があります。
「アップデートするiOSバージョンが格安SIMに対応しているかどうか?」を事前に確認しましょう。
なぜなら、格安SIMがiPhoneのiOSバージョンに対応していないとテザリングを利用できないからです。
格安SIMがi0Sバージョンに非対応だとテザリングできない理由は「APN構成プロファイル」にあります。
「APN構成プロファイル」とはiPhoneで格安SIMを使うために必要なものです。
しかし、iOSアップデートをすると「APN構成プロファイル」による動作が上手くいかない時があるのです。
APN構成プロファイルによる動作が上手くいかないと、テザリングだけでなくネット接続や音声通話もすることができません。
ですのでiPhoneで最新iOSをアップデートする前に「使っている格安SIMが最新のiOSアップデートに対応しているかどうか?」を確認しておきましょう。
格安SIMのiOSアップデート対応可否は自分が使っている格安SIM公式HPの「動作確認端末一覧」から見ることができます。
関連記事:[iPhone×格安SIMでテザリング]使える対応機種モデルは?
iPhoneにおすすめの格安SIMで端末保証サービス
キャリア解約でiPhoneの保証も自動解約される
iPhoneをキャリア(docomo,au,SoftBank)で契約するタイミングでAppleCare+などの保証に加入することができます。
2年契約で保証に加入した場合は、24回の分割払いでキャリアに対して保証料金を支払います。
しかし、2年契約の途中で解約をして格安SIMに乗り換えてしまうと、自動的にキャリアで契約した保証も解約となってしまうのです。
ですのでキャリアで契約してた保証は格安SIMへの乗り換えと同時に解約となることを覚えておくと良いでしょう。
格安SIMのオプションにある2種類の保証サービス
格安SIMには主に2種類の端末保証サービスがあります。
各会社で名前は異なるかもしれませんが、「端末保証」と「持ち込み端末保証」です。
格安SIMで保証サービスを利用する際には、両者の違いを知っておく必要があります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
iPhoneと格安SIMをセット購入するなら「端末保証」
端末保証サービスは、格安SIMとiPhoneを同時購入した際に加入することができる保証サービスです。
購入したiPhoneが水没や破損、故障などをした際に、交換、修理を一定額の範囲内まで保証してくれます。
ただし、他社から持ち込んだ端末では端末保証サービスに加入することはできませんので注意してください。
手持ちのiPhoneをそのまま格安SIMで使うなら「持ち込み端末保証」
持ち込み端末保証サービスは、格安SIM会社以外で購入したスマホ端末に対して保証してくれるサービスです。
会社ごとに異なりますが、多くの場合は月額500円で加入することができます。
キャリアで使ってたiPhoneやAppleで購入したiPhoneでも保証に加入することができるのです。
キャリアから格安SIMに乗り換える人、すでに格安SIMを使っているがメーカーの保証期限が切れてる人にオススメの保証サービスです。
iPhoneで脱獄すると格安SIMの保証対象外となるので要注意
脱獄とは、制限されていたiPhoneの機能を解放するために改造する行為です。
基本的にiPhoneで脱獄をした場合は、格安SIMの保証対象外となってしまいますので注意が必要です。
脱獄済みiPhoneは、iOSをバージョンアップすることで元に戻る可能性があります。
もし脱獄済みiPhoneを使っているのであれば、ダメ元でiOSのバージョンアップを試してみると良いでしょう。
【端末修理受付条件】
下記の条件を満たす必要がございます。・持込み端末安心保証サービスにご登録いただいている端末であること※
・保証可能対応期間内の端末であること
・故障発生日の当日からさかのぼった30日間で、mineo通信サービスを常時利用している端末であること
・改造(分解改造、部品の交換、塗装等)が施されていない端末
mineoより引用
関連記事:[iPhone×格安SIMの保証サービス]故障端末も修理で安心!
iPhoneおすすめの格安SIMへ乗り換える準備・データ移行
(手持ちのiPhoneをそのまま格安SIMで使うのであれば、このデータ移行手順は行う必要はありません。)
新規でiPhoneを購入した人は、古いiPhoneから新しいiPhoneにデータを移行する必要があります。
ここではアプリ・音楽・写真・動画・電話帳のデータ移行方法を紹介します。
アプリ・音楽・写真・動画・電話帳のデータ移行は「iTunesを使った方法」または「iCloudを使った方法」のどちらかを行えば大丈夫です。
ただしLINEやアプリのゲーム、Suica残高などの引き継ぎ手続きは別に行う必要があります。
詳しくは下記のリンクを参考にしてみてください。
関連記事:iPhoneと格安SIMで乗り換え準備・データ移行手続き
[iPhoneで格安SIMに乗り換え]iTunesでデータ移行
[iPhoneで格安SIMに乗り換え]iTunesでデータバックアップ
PCを持っているのであれば、iTunesでデータ移行を行うのが一番手っ取り早いです。
全体の流れは、まず古いiPhoneのデータをPCに移行し、次にPCから新しいiPhoneにデータを移行します。
早速手順を紹介します。
まずはPCに古いiPhoneのデータを送るためにUSBケーブルを接続し、PCの「iTunes」アプリを開きます。↑
丸で囲ってあるボタンを押下します。↑
「このコンピューター」を選択し、「今すぐバックアップ」を押下して同期します。
バックアップ(同期)には時間がかかります。「最新のバックアップ」の時刻がバックアップした時刻になっていればOKです。↑
[iPhoneで格安SIMに乗り換え]iTunesでデータ復元
新しいiPhoneをPCとUSBケーブルで接続します。
↓
iTunesで「バックアップの復元」を押下します。
↓
バックアップデータが表示されるので復元したいバックアップデータを選択します。
↓
バックアップデータが復元(データ移行)されます。
iPhoneが再起動してもUSBケーブルを抜かずにそのまま放置します。
PCとの同期が完了したらデータ移行(復元)は完了になります。
[iPhoneで格安SIMに乗り換え]iCloudでデータ移行
PCを持っていない人はiCloudを使ってデータ移行を行うことができます。
ただしiCloudが無料で使えるのは5GBまでです。
移行するデータが5GB以上の場合は、無料で移行することができません。
5GB以上のデータを移行するには、iCloudに課金してデータ容量を増やす必要があります。
(負担額は安いので安心してください。)
[iPhoneで格安SIMに乗り換え]iCloudの容量を増やす方法

iPhoneのホーム画面→「設定」に移動し、赤丸で囲ったところをタップします。↑

「iCloud」→「ストレージ管理」→「ストレージプランの変更」でiCloudのデータ容量を変更することができます。↑
[iPhoneで格安SIMに乗り換え]iCloudでデータバックアップ

iPhoneのホーム画面→「設定」に移動し、赤丸で囲ったところをタップします。↑

「iCloud」→「iCloudバックアップ」を選択します。↑

「iCloudバックアップ」をオンにし、「今すぐバックアップを作成」をタップします。↑
これでiCloudのバックアップができます。
[iPhoneで格安SIMに乗り換え]アクティベーションでデータ復元
「アクティベーション」とはiPhoneを新しく使うための手続きです。
新規で購入したiPhoneで初めて電源ボタンを入れるとアクティベーション画面に遷移します。
アクティベーションでバックアップしたデータを復元する方法は下記になります。
iPhoneの電源を入れます。
↓
「こんにちは」画面が表示
↓
「言語・国・地域」を選択
↓
利用するキーボードを選択する
↓
「Wi-Fiの接続設定」を行う
↓
「位置情報サービス」の利用可否を選択
↓
「パスコード」の設定
↓
「データ移行方法」で「iCloudバックアップから復元」を選択します。
バックアップからの復元には時間がかかりますが、そのまま放置して時間が経てば復元完了です。
iPhoneでおすすめの格安SIMへ乗り換える(MNP)手順
MNPとは、今使っている電話番号を格安SIMでも引き継いで乗り換えることです。
MNPの大まかな流れは下記になります。
格安SIMへの乗り換え手順
- 手順1:iPhoneのSIMロック解除
- 手順2:キャリアでMNP予約番号の発行
- 手順3:格安SIMへ申し込み
- 手順4:SIMカードが届いたら開通手続き
- 手順5:iPhoneで格安SIMの初期設定を行う
手順1:[格安SIM]iPhoneのSIMロック解除
SIMロック解除・SIMフリー端末とは?
「SIMロック解除」とは、SIMカードが挿入されているスマホの利用制限(ロック)を解除する手続きです。
「SIMフリー端末」とは、最初からスマホの利用制限(ロック)がかかっていないスマホ端末のことです。
大手キャリアが提供するスマホには、他のスマホ会社のSIMカードが使えないようにSIMロック(利用制限)がかけられています。
他社へ利用者が流出しないようにするためです。
例えば、ドコモのスマホで使えるのは、ドコモ回線を利用している(ドコモ系)SIMカードだけです。
つまり、ドコモのスマホに「auやソフトバンク回線を利用しているSIMカード」を挿入してもネット接続や音声通話ができないのです。
「auやソフトバンク回線を利用しているSIMカード」をドコモのスマホで使えるようにするには、ドコモのスマホをSIMロック解除して「SIMフリー端末」にする必要があります。
SIMロック解除手続きは、現在契約している大手キャリアから行うことができます。
どうですか、SIMロック解除について理解できたでしょうか?
最初から理解するのは難しいですよね。
「SIMロック解除の意味がよくわからない。」
そんな人は、SIMロック解除せずに乗り換え可能なmineoがおすすめです。
mineoは、docomo回線とau回線の両方に対応しているので、ドコモユーザーとauユーザーはSIMロック解除せずに簡単に乗り換えることができるのです。
ドコモユーザーとauユーザーはSIMロック解除手続きが必要のないmineoに乗り換えることをおすすめします。
[格安SIMへ乗り換え]ドコモiPhoneの場合
docomoのiPhoneであれば、ドコモ系格安SIM(docomo回線利用の格安SIM)を使うことができます。
ドコモ系格安SIMは非常に多いので、選択肢は豊富です。
SIMロック解除をすれば、ドコモ系格安SIM以外も使えるようになります。
ドコモ系格安SIMは下記になります。
[格安SIMへ乗り換え]auのiPhoneの場合
auのiPhoneであれば、au系格安SIM(au回線の格安SIM)を使うことができます。
他の格安SIM会社と契約したいのであれば、SIMロック解除を行いましょう。
auのiPhoneのSIMロック解除を行えば、au系格安SIMだけでなくドコモ系格安SIMとソフトバンク系格安SIMも使うことが可能です。
au系格安SIM一覧
[格安SIMへ乗り換え]ソフトバンクiPhoneの場合
ソフトバンクiPhoneは、ソフトバンク系格安SIMに乗り換え可能です。
ただし、ワイモバイルは特殊で、ソフトバンクiPhoneをワイモバイルで使う際にSIMロック解除手続きが必要となるので注意しましょう。
ソフトバンク系格安SIMは非常に少ないのでSIMロック解除することをおすすめします。
SIMロック解除をすることで、ドコモ系格安SIMとau系格安SIMも使うことができます。
ソフトバンク系格安SIM一覧
[iPhoneで格安SIMに乗り換え]キャリアでSIMロック解除
docomoのSIMロック解除はMy docomoで無料で行うことができます。
auのiPhoneのSIMロック解除は、SIMロック解除の可否判定ページで無料で行うことが可能です。
softbankでのSIMロック解除手続きはMy softbankから無料で行うことができます。
店舗でSIMロック解除手続きをすると手数料2000~3000円がかかるのでなるべくWeb上で手続きを行いましょう。
[iPhoneで格安SIMに乗り換え]SIM下駄でSIMロック解除
中古でキャリアiPhoneを購入した場合は、キャリアでSIMロック解除することが出来ません。
ですので中古iPhoneでSIMロック解除するならば非公式な方法を使うしかありません。
「SIM下駄」とは非公式な方法の一つで、SIMカードに被せる基盤のようなものです。
SIMカードにSIM下駄をはめてiPhoneに挿入することで、SIMカードのキャリア認識を変更することが出来ます。
上手くいけば1000~2000円(SIM下駄料金)で、softbankのiPhoneでもdocomo系格安SIMを使うことができるのです。
ただし、下記の点から初心者にはおすすめしません。
・機種などを細かく調べた上でSIM下駄を購入する必要がある。
・必ずしも成功するとは限らず不具合が起こる可能性がある。
・不具合が起きたとしてもキャリアによるサポートを受けることが出来ない。
・偽物のSIM下駄も多く出回っている。
初心者はキャリアで正式にSIMロック解除を行った方が良いでしょう。
[iPhoneで格安SIMに乗り換え]脱獄でSIMロック解除
脱獄(ジェルブレイク)も非公式な方法で、非公式なアプリを利用してiPhoneにかけれている制限を解除する方法です。
プログラムを改変することになるのでAppleからも推奨されていません。
セキュリティ面でも危険の可能性がある上に最悪の場合iPhoneが使えなくなってしまいます。
SIM下駄よりも危険な方法になるので、生半可な知識では行わない方が良いでしょう。
[iPhoneで格安SIMに乗り換え]ファクトリーアンロックでSIMロック解除
ファクトリーアンロックとは、非公式な業者にSIMロック解除を行ってもらう方法です。
SIM下駄の購入には事前に機種などを調べないといけませんが、ファクトリーアンロックでは全て業者に任せることができるので余計な手間がかかりません。
ただしファクトリーアンロックは海外の会社が多く、月単位で日数がかかる場合もあります。
また業者に頼んだからといって必ずSIMロック解除ができるわけではないので注意してください。
手順2:キャリアでMNP予約番号の発行
MNP予約番号とは、電話番号を引き継いで使用するために必要な10桁の番号です。
現在契約している携帯電話会社から発行を行います。
MNP予約番号を発行すると、大手キャリアを解約することになります。
ただし、すぐ解約にはなりません。
SIMカードが自宅に到着し、初期設定が完了した時点で契約していた携帯電話会社と自動解約されます。
iPhoneが使えない空白期間は発生しないので安心してください。
MNP予約番号の発行は現在契約しているスマホ会社の店舗、ネット、電話で行うことができます。
電話であれば、手間も移動時間もないのでおすすめです。
MNP予約番号を発行するための電話番号を各キャリアごとに下記に記載しておきます。
docomo
一般電話からの場合:0120-800-000
受付時間:午前9時~午後8時(年中無休)
au
(どちらも通話料無料)
受付時間:午前9時~午後8時(年中無休)
softbank
一般電話からの場合:0800-100-5533
(どちらも通話料無料)
受付時間:午前9時~午後8時(年中無休)
手順3:格安SIMへ申し込み
次に格安SIM会社へ申し込みを行います。
発行したMNP予約番号とその有効期限は、格安SIMの申し込みフォームで入力していきます。
「データ専用SIM」か「音声通話SIM」を選ぶ
格安SIMに申し込みをする際には、SIMカードの種類を選ぶ必要があります。
SIMカードの種類には「音声通話SIM」と「データSIM」があります。
「音声通話SIM」は、データ通信と090,080,070から始まる音声通話ができるSIMカードです。
キャリアの電話番号をそのままMNP(乗り換え)するなら音声通話SIMを選びましょう。
「データSIM」は、音声通話不可でデータ通信だけが可能なSIMカードです。
電話番号を持たないスマホを使う場合に最適でしょう。
一般的に音声通話SIMよりもデータSIMの方が安く契約することができます。
iPhoneを使うなら格安SIMで選ぶのはnanoサイズ
格安SIMの申し込みの際にスマホに挿入するSIMカードのサイズを聞かれます。
iPhoneのSIMサイズは下記になります。
機種 | nano | micro | mini |
iPhone X | ○ | ||
iPhone 8 / 8 Plus | ○ | ||
iPhone 7 / 7 Plus | ○ | ||
iPhone SE | ○ | ||
iPhone 6s / 6s Plus | ○ | ||
iPhone 6 / 6 Plus | ○ | ||
iPhone 5 / 5c /5s | ○ | ||
iPhone 4 / 4s | ○ | ||
iPhone 3 / 3GS | ○ |
iPhoneの場合、iPhone 5以降の機種はnanoサイズとなっております。
申し込む際にはサイズを間違えないように気をつけましょう。
もしSIMサイズを間違えて申し込んでしまった場合、対処法は2点あります。
1点目は、格安SIMにSIMカードを取り替えてもらうよう頼む方法です。
SIMカード交換手数料は、格安SIMごとに異なりますが2000~3000円ほどかかります。
新しいSIMカードが自宅に届くのには1~3日かかり、その間はスマホが使えなくなります。
2点目は「SIM変換アダプター」「SIMカッター」を使う方法です。
SIM変換アダプターとはSIMカードのサイズを大きくするためのものです。
SIMカッターとは、SIMカードのサイズを小さくするためのカッターです。
どちらとも通販で500円ほどで購入することができます。
「SIM変換アダプター」または「SIMカッター」でSIMサイズを調節すれば、SIMカードをスマホに入れて使うことができます。
ただし、SIMカードを破損する可能性もあり、その場合は格安SIMから弁償を請求される可能性があるので注意しましょう。
iPhoneで格安SIMを使うならセルスタンバイ問題に注意
セルスタンバイ問題対策のために、データSIMを選ぶ際にはSMS機能を付けることをおすすめします。
なぜならデータ専用SIMにしてしまうと「セルスタンバイ問題」が起こる可能性があるからです。
セルスタンバイ問題とは、データ専用SIMで拾うことのできない音声通話の電波を探し続けてバッテリーの消耗が激しくなってしまう現象です。
スマホが受信する電波には「音声通話の電波」と「データ通信の電波」の2種類に分かれます。
データ専用SIMでスマホを使う場合は、音声通話の電波を受信できないにも関わらず電波を探し続ける場合があるのです。
この場合、スマホに電波も圏外表示となり(アンテナピクト問題)、バッテリーがすぐになくなってしまいます。
このセルスタンバイ問題に対処するにはSMS機能ありのデータSIMを選ぶことです。
SMSとはショートメッセージのことで、電話番号を利用してテキストメールのやりとりが可能な機能です。
SMS機能付きであれば「音声通話の電波」と「データ通信の電波」の両方を拾うことができるので、電波を探し続けることはありません。
SMS機能の追加はプラス100円程度で済むので特別な理由がなければSMSは追加した方が良いです。
SMSは「音声通話」の電波を使用するので、セルスタンバイ問題は発生しません。
[iPhone]au系格安SIMに申し込む際に気を付けたい「VoLTE」
結論から言うと、au系格安SIMに申し込むのであれば、VoLTE対応端末はVoLTE対応SIM(マルチSIM)を選び、VoLTE非対応端末はVoLTE非対応SIMを選ぶようにしましょう。
au系格安SIMには、「VoLTE対応SIM=(マルチSIM)」と「VoLTE非対応SIM」の二種類存在するのです。
申し込む際に「どちらにすれば良いのだろう?」と迷う人も多いです。
この2種類のSIMカードを間違えて申し込みしてしまうと、SIMカードを再発行する必要があり、余計な出費となってしまいます。
余計な手間と出費にならないように両者の違いを正しく理解しましょう。
VoLTEとは?
「VoLTE」とは、LTE回線を利用した高品質な音声通話のことです。
よりクリアな音声通話を実現可能なのがVoLTE対応SIMのメリットです。
(インターネット接続の速度に関しては「VoLTE対応SIM」と「VoLTE非対応SIM」で違いはありません。)
また、VoLTE対応SIMであれば通話中でもインターネット接続をすることができます。
ただし、高品質な音声通話をするには通話する相手もau回線を利用したVoLTE対応端末である必要があります。
自分だけVoLTE対応端末を使っていても、相手がVoLTE非対応端末なら通常品質の音声通話となるので注意しましょう。
au VoLTE対応機種同士(auの4G LTEエリア内)の場合、高音質通話となります。その他の場合は、従来の音質相当での通話となります。
au公式より引用
VoLTE対応SIMが使えるiPhoneの条件
マルチSIMが使える条件
- SIMロック解除済みiPhoneであること
- VoLTE対応端末であること
VoLTE対応SIMが使うには上記2点を満たしている必要があります。
どれか一つでも満たしていないと、VoLTE対応SIMにiPhoneを挿入しても使えません。
また、特に注意したいのが「VoLTE対応端末は格安SIMごとに異なる」ということです。
ドコモでVoLTE対応端末とされてたiPhoneが、mineoではVoLTE非対応端末である可能性もあるのです。
ですので、VoLTE非対応端末の確認は、使う格安SIMの動作確認端末を見るようにしましょう。
手順4:SIMカードが届いたら開通手続き
SIMカードが自宅に届いたら、まずはWeb上または電話で「開通手続き」を行います。
開通手続きとは、今使っている携帯電話会社から格安SIM会社に乗り換えるための作業です。
開通手続きをすることで今契約している携帯電話会社と自動的に解約することになります。
ちなみにMNP予約番号を発行していない人は「開通手続き」を行う必要はありません。
開通手続き方法は、格安SIM会社ごとに異なります。
SIMカードと同梱されている説明書を参考にしてください。
手順5:iPhoneで格安SIMの初期設定を行う
APN設定はiPhoneを格安SIMでネット接続するために行います。
APN設定をしないと圏外でネット繋がらない状態のままになってしまいます。
APN設定をする際に必要なもの
- これから使用するiPhone
- 新しく届いたSIMカード
- クリップ
- Wi-Fi環境
クリップはSIMカードを取り出すために使います。
Wi-Fi環境は自宅のWi-Fiで大丈夫です。
もし自宅にWi-Fi環境がなければコンビニのWi-Fiを使いましょう。
関連記事:iPhoneで格安SIMへ乗り換えるMNP手順!注意点や設定方法
[iPhoneで格安SIMの初期設定手順1]SIMカード取り替え
まずはiPhoneの電源を切ります。↑
SIMカード取り替えのためです。
次に、新しいSIMカードを挿入するために、SIMカードトレーを引き出します。
SIMカードトレーを引き出すには、クリップを利用してiPhoneの穴に押し込みます。↑
クリップで強く押し込むとSIMカードトレーが出てくるかと思います。↑
SIMカードトレーに新しいSIMカードを入れ、再びiPhoneに入れます。↑
[iPhoneで格安SIMの初期設定手順2]Wi-Fiに接続
次にiPhoneの電源を入れます。
今の状態ではネット接続できていない状態だと思います。
なのでWi-Fi接続をしていきます。
iPhoneのホーム画面の「設定」アプリ→「Wi-Fi」へ移動し、iPhoneをWi-Fiに接続します。↑
これでWi-Fi接続は完了です。↑
[iPhoneで格安SIMの初期設定手順3]APN構成プロファイルのインストール
次にAPN構成プロファイルのインストールを行います。
そのためには、まずAPN構成プロファイルのダウンロードを行います。
Wi-Fi接続した状態でsafariアプリを開き、説明書に書かれているURLを打ち込みアクセスします。↑
(QRコードでURLを読み取る方法でもOKです。)
説明書に書かれているURLにアクセスすると、APN構成プロファイルのダウンロードができるのでダウンロードします。↑
画面の指示にしたがって進めていくと、APN構成プロファイルのインストールができます。
右上の「インストール」をタップしてAPN構成プロファイルをインストールします。↑
インストールが終わればAPN設定は完了です。↑
これでWi-Fi接続を切ってもiPhoneでネット接続をすることができます。